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Another op.4~Put flesh-輪郭-~

2012年08月22日 00:55

器の形が少しずつ浮かび上がる第4回。
僕は何も知らぬまま、次の犠牲者が生まれる。

・六月の死者/不可シ呪

<あらすじ>
桜木ゆかりの死のショックから自然気胸を再発させた恒一はあれから学校を休み、病院通いの毎日だった。幸いにも、再入院にはならなかったものの、後日、久しぶりに学校の教室に入るとクラスメイトの反応が急によそよそしいものになっていた。三年三組に「何か」があると感じている恒一は独自に調査を進めるものの未だその全貌を掴めずにいた。



<感想>
前回の「引き」がとんでもない引きでしたが、今回の「引き」もとんでもないものでしたw桜木さんに続いて、水野さんまでも…何だい、これは!私は怒ってるよ!彼女たちが何をしたって言うんだい!こんな可愛い美少女たちを容赦なく消してくなんて。こんな理不尽なことはないよ!だからこそ、インパクトも大きいのだと分かっちゃいる…分かっちゃいるが…原作でもここまで惨たらしい描写はなかったよ!顔がグシャアなんてなかったよ!

…さて、熱くなるのはここまでにして。

水野さんのエンドシーンは映像化ならではの見事な表現と流れでございました。前述の通り、原作ではアニメで表現されたような出来事がああまで具体的に描写されてるわけではなかったので、このシーンも半ばオリジナルと言えるシーンで、上手く膨らませた秀逸なシーンだと思いました。死へのカウントダウンが迫る恐怖と焦燥感とがすごく伝わってきます。



綾野彩との会話シーンも原作にはないオリジナルシーンで、これはその前のシーンで水野さんが語っていた「普通起こり得ないような事故」を表現したこれまた上手い追加シーン。桜木さんの件ももちろんその事例の一つではあるのですが、アニメの尺用に膨らませた場面で、こういうオリジナル要素が原作既読組にも楽しめる配慮がなされていていいですよね。
そもそも、赤沢さんですら原作ではここまで出張ってこないので、なおさら他のクラスメイトがこうして表現されるのがこの作品に初めて触れるような新鮮な感覚を与えてくれます。「対策係」が赤沢さん以外にもあの中尾くんや杉浦さんもいるのね。この辺りも面白かったんですよね。



今回は以上のような「不可思議な事故」を中心とした話だったので、「見えない死の呪い」ということで「不可視(死)の呪い」→「不可シ呪」としました。
うーん…私はラノベ作家にはなれんなwネーミングセンスゼロw中二病的にルビを振るなら「インビジブル・カース」とかw

こうした、「不可思議な事故」と三年三組がどのような関わりを持っているのか…それは次回以降、ですね。タイトル通り、「骨組」は出来上がってきてます。



次回、Build limbs-拡散-。
悲劇の連鎖は拡がっていく。それは、誰の怨嗟の声か。
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Another op.3~Bone work-骨組-~

2012年08月03日 22:36

惨劇の幕が上がる第3回。
どこからが始まりだったのか。いつからが始まりだったのか。未だ僕は何も知らない。

・五月の死者/存在証明

<あらすじ>
人形館にて恒一は鳴から二十六年前の三年三組に起きた不思議な現象について教えられる。この話には続きがあるようだが、誰に訊ねてみてもはぐらかされるばかり。しまいには、勅使河原からはいないものの相手をするのはよせとまで忠告を受け、自分が見ている鳴の存在について疑心暗鬼になってしまう。話しの続きは来月になれば教えてくれるようだが―――。そして、中間考査の日に事件は起きる!



<感想>
前回に引き続いて地味な回に思われるかもしれませんが、実は、今回は会話の端々に伏線が張られているところが原作においても巧妙に隠されていて上手いと唸らされるところです。その伏線が明かされて感激するか落胆するかは私たち次第ですが、どちらかというと私は後者の側で、ちょっとがっかりしたクチですw「そんなもんか…」と思われる方も少なくはないはずで、まぁ、それについては後になって結果が勝手についてくることでしょう。

ただ、それでも今回の描写が秀逸だと思うのは、伏線に加えて、「見崎鳴の存在」を不安定にしてホラー性を演出していることなんですよね。恒一には鳴が見えているのに、他人には鳴が見えていないように感じさせるつくりは、果たして彼女は本当に生きている人間なのか、それとも、幽霊なのかと恒一の思考を惑わせます。その前に、二十六年前の三年三組の「ミサキ」の話を聞かされているのが、それに追い打ちをかけますね。

今回は「引き」が衝撃的なものになりました。
原作を読んでいた時も、桜木さんの死に「うわあぁぁぁ―――!」と叫んだ私ですが、アニメでも叫んでしまいましたwこんなにも可愛い委員長が最初の死者になってしまうなんて世の中なんて理不尽なんだ!と思ったものです。この理不尽がまだまだ続くからAnotherは恐ろしい…。
映像で見せられると、まぁ、何と言いますか…ビクンビクンしてましたね。



今回の描写はほとんど原作にもあるものでしたが、それを演じる役者が異なっているのが、原作既読者としては面白かったところなのではないでしょうか。

新規で追加されてたシーンとなると、「進路」の話が微妙に膨らまされていましたね。あの話は恒一、勅使河原、風見の三人で終始する話だったのですが、アニメでは赤沢さんも絡んできてました。風見が桜木さんのことを意識してると思わせるようなシーンや赤沢さんの東京への過剰な反応はどのように活かされるのか楽しみなところです。…尾崎の赤沢さんへの好意や恒一への嫉妬も後の伏線なのでしょうね。

次の修学旅行のくだりなんかは原作では勅使河原が担当してましたが、アニメでは桜木さんでした。加えて、桜木さんの東京への憧れを感じさせる描写も入っていました。赤沢さんも桜木さんも女子高生ならではの純粋な都会への憧れというよりも別の感情があると思われるのですが…。

進路のシーンでは目がぼうっとしてて、いわゆる放心状態だった桜木さん。その放課後に恒一を誘ったところを鑑みると、何かの「予感」でもあったのでしょうかね。…これについては後に触れる機会がある、かな?
それにしても、放課後に女の子から「一緒に帰ろう」のお誘いとは…くそっ、くそぅ、うらやましい!尾崎くんの気持ちが分かってしまうなんて。



次回、Put flesh-輪郭-。
少しずつ形になっていく。悲劇の連鎖と共に。

Another op.2~Blueprint-思惑-~

2012年07月25日 10:20

見崎鳴の謎に迫る第2回。
気付けば事は始まっている。知らない内に深みに嵌っていく…。

・mysterious girl

<あらすじ>
病院で一目見た時から鳴のことが気になる恒一は、それからも事あるごとに鳴と接触を試みていた。しかし、鳴は意味深な発言と共にいつも素っ気ない態度を取り続けた。別の角度から鳴を知ろうと考えた恒一は病院で出会ったあの日、何をしていたのかを突きとめる為に病院を訪ね、入院中に仲良くなった水野さんというナースを頼りにするのだった。そして、ある日の放課後、鳴の跡を追いかけた恒一はある人形館に辿り着くのだが―――。



<感想>
未だ本筋には至らず、導入部分なので、語るには難しい回。おそらく、内容的にも映像的にも一番の地味回とも言えそうです。

気にすべきポイントは前回に引き続き、三年三組の生徒が「何」を恐れているのか、恒一に隠していることは何か、「対策係」とは何なのか―――これらは全て一つどころに集約されることになるのですが、それに対して一人一人はどう思っているのかはもちろんこの段階では分かりません。
ただ、それを読み解く足掛かりが彼らの反応から窺える…というには難しいか?「思惑」というサブタイトルは悩んだ末のものかもしれません。ちょっと今回のサブタイトルに冠するには難しかったかも。

それでも、無理矢理この点から話を進めていくと、反応という点でも赤沢さん一人だけが浮いていて、彼女の「何か」に対する考え方や捉え方は他のクラスメイトと違うことが分かると思います。
望月くんや桜木さんが保守的な反応に対し、赤沢さんは攻撃的な反応なんですよね。赤沢さんのバックボーンに何が潜んでいるのか―――それぞれの思惑と共に明らかにされるのはまた後の話。



映像的には、人形館の雰囲気はよく出てましたね。あのドロドロとした異様な雰囲気はなかなかに特殊。
そして、鳴は恒一に眼帯に隠された左目を明かすのですが…ここから少しずつ本筋にスライドしていくことになります。



恒一とナースの水野さんは何であんなに仲がいいの?と疑問に思われた方はいるのかいないのか定かではありませんが、二人は読む本のジャンルの偏りが同じで意気投合した関係なんですよね。「同好の好」というのはそういうことです。病院で鳴が何をしていたのか気になる恒一が、病院内で頼りにする相手として彼女が浮かぶのも無理からぬことです。あんな可愛らしいナースさんと私もお近づきになりたい!



次回、Bone work-骨組-。
まずは、何が起きているのか。それを知ることが重要だ。

Another op.1~Rough sketch-素描-~

2012年07月07日 03:54

転校生と眼帯少女の第1回。
僕はまだ何も知らない。これまで起きたこともこれから起きることも。

・そして、僕は夜見山へ

<あらすじ>
家庭の事情で夜見山市へ引っ越してきた榊原恒一は間もなく自然気胸が発症し、入院を余議なくされる。幸いにも、症状は軽くゴールデンウィーク明けには学校へ通えることになりそうだった。病院には祖母や叔母の玲子さん、それから、これから通うことになる夜見山北中学の生徒がお見舞いに来てくれた。入院生活は短いものだったが、そんなわずかな時の間、恒一は病院で片手に人形を抱え左目に眼帯をした不思議な雰囲気を醸し出すある少女と出会うのだった。



<感想>
私としてはこれまた珍しく原作既読でアニメを観ることになるのですが、初回の造りとしては良くできていたなと思います。前情報なしで観ますと、現段階では何が起こるのか全く分からないと思うのですが、それでも「良くないこと」が起こるんだろうなと感じさせてくれるのは、画面全体の色彩具合が暗めであることが功を奏していますね。「Another」のジャンルは「学園ホラーミステリ」だと思っているのですが、そのジャンルから連想させられる「恐怖」や「不安」の刷り込みは成功していると言えるでしょう。

「未知への探求」という意味では、「見崎鳴の存在」を提示するに留まり、まだ本筋には至らないので、探求心を煽るには一押し弱いかもしれませんが、それは次回以降、より拍車をかけてくれるはずです。



大筋としては原作と同じなのですが、細かいところは原作と違う点がいくつかあります。それの良い悪いは現段階で判定するのはいささか性急であり、下せないというのが真実ですが、初回を見る限りでは、良い方向に働いてくれそうで何よりです。

原作既読組が一番大きな変更点と感じたのが、「赤沢泉の存在」だと思うのですが、原作では、彼女が恒一の見舞いにくることはありません。彼女に割り振られた台詞や行為は元々は風見くんと桜木さんが演じていたのですが、アニメにおいては、彼女がキーキャラクターになりそうですね。今後、どういう場面でどういう立ち振る舞いを見せてくれるのか―――原作を読んでいる方々にとっても、アニメ版「Another」を楽しめる一つのポイントとなりそうです。

さらりと流している方もいるかもしれませんが、赤沢さんが恒一のことを名字で呼びかけて名前で呼びなおすところは上手い追加描写だなと思いました。後半に鳴が榊原という名字は「死」を連想させると語り、一方の恒一もこの「榊原」という名字に嫌な思いをした経験があるのですが、夜見山に来て、鳴が初めて彼の名字について指摘します。
ですが、鳴に限らず、他の誰もがやはり彼の名字については気にしていたというのが、赤沢さんのシーンで分かるのですよね。彼ら彼女らが何故「死」に敏感になっているかはこれから明らかになっていくことでしょう。

また、体育の授業のシーンで高林くんの存在をアピールしたのもグッドです。まぁ、彼については頭の片隅で「あぁ、こんなやついたな」くらいの感覚で大丈夫なのですが、原作ではあれな扱いなので…。これについては後の感想にて。



アニメのキャラクターのビジュアルは漫画版と比べ、可愛くブラッシュアップされていますね。「魔法少女まどか☆マギカ」のような中身とのギャップを狙っているのかもしれません。
このビジュアルには賛否両論かもしれませんが、というのも漫画版の絵を担当されてる清原紘さんの絵も非常に上手いのですよ。むしろ、このジャンルとしては、漫画版準拠の方が合ってるくらいなのですよね。もちろん、いとうのいぢさんの絵も可愛くキュートで好きなのですがねw

漫画版とアニメ版のキャラクターのビジュアルで一番違うのは桜木さんでしょうね。
原作の恒一の二人の印象は、風見くんも桜木さんも「アニメに出てくる『委員長』」をイメージさせるようで(実際、二人は「委員長」という役職ですがw)、風見くんのビジュアルはどちらも同じような感じなのですが、桜木さんのビジュアルは全然違いますw
アニメに出てくるかはともかく「委員長」という記号を上手く表現しているのは漫画版のような気がしますね。黒髪のセミロングで清潔感があって美人です。一方のアニメ版はやはり「可愛い」というイメージが先行しすぎてしまいますね。

ちなみに、桜木さんはぽっちゃり体型らしいので、スタイルだけでいうならアマガミの梨穂子をイメージすればいいのかなw



唯一、気になる点が一つあるのですけど、それについては最終回の感想にて思うところを書くことになるかもしれません。



次回、Blueprint-思惑-。
君を知るたびに、戻れない道を辿るようだ。


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