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彼女は眼鏡HOLIC

2008年08月28日 20:35

彼女は眼鏡HOLIC (HJ文庫 う 1-1-1)彼女は眼鏡HOLIC (HJ文庫 う 1-1-1)
(2008/07/01)
上栖 綴人

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総評/6.5

内容は至って王道。
裏の世界で生きる少女が表の世界の普通の女の子と友達になって大切なことを学んでいく。
その背景にあるのが今作のテーマである「眼鏡」。
この「眼鏡」というツールで事件を作ったり、大切なことを訴えたり・・・と起承転結を構成しているわけです。

最初はなんとなく学園ラブコメディなのかなぁとか勝手に思ってましたが、れっきとしたファンタジーです。
ファンタジーなれば、当然バトル。バトルもちゃんとあります。
バトルシーンは「眼鏡」と「コンタクト」に付随している能力を駆使して行われます。能力自体はまぁ、ありがちなのですが、私は王道が大好きなので、むしろ個人的には歓迎。無問題。
ただ、主人公の深鏡めめこの能力があまりにも都合が良すぎるのが難点。
バトルシーンに限らず、著者は作品を書いてて問題点が発生すると全てめめこの「眼鏡」の能力に頼って解決させているのが残念。

それ以外はほぼ満足の出来。
文章はややクサイところもあるかもしれないが、ファンタジーだからという理由で片付けてもいいと思う。ライトノベルらしくというかシンプルに読者に伝わる言葉と文章になってるし、長ったらしい文章がそんなに無いから読んでても疲れない。
キャラクターもちゃんと肉付けがしっかりしててどのキャラクターも良いキャラクターになってます。そこにトモセさんの綺麗な絵があるわけですから、嫌でも好きになります。
個人的に上手く出来てる感があるのは物語の流れ。ファンタジーの肝とも言えるかもしれませんね。部分部分できっちり分けられたそれぞれのお話があって、それが1つの章を構成し、それらの章が集まって1つの大きな作品になる。当たり前なんだけど、それが綺麗に出来てると思う。

私は表紙も含めとにかく「綺麗な」作品を好むので、正にこの作品は良い作品。
まぁ、ここまであれこれ書きましたが、ちゃっちゃっとまとめると、

正統派ファンタジーが好きな方なら普通に楽しめる作品

だと思います。
続編が早くも10月には出るみたいなので、楽しみです。

あ、後、トモセさんのかわいらしい挿絵がかなりふんだんにあります。普通の本には多分こんなに多く挿絵はないだろってくらいに。トモセさん、グッジョブです。


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