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CANAAN op.9~過去花~

2009年09月13日 23:10

過去を振り返る第9回。
誰にだって、過去はあって、現在があって、そして、未来がある。



・絡み合う感情の螺旋

<あらすじ>
道中でユンユンを引き入れ、「消えた村」へと辿り着いたカナンたち一向。そして、その村で各々が過去を振り返る。はたして、この村で起きた出来事とは―――。



<感想>
これまで曖昧にぼかされていたことがくっきりと明確なものになって、色々と整理ができた回だったかなぁと個人的には思ってます。
「消えた村」で起きたことを中心にサンタナと夏目の繋がりや「アンブルーム」と「ボナー」について、そして、「蛇」が何をしてきたのかが分かりました。

また、以前にユンユンが「蛇」に戻るのかどうなのか気にしたことがあったんですが、彼女はすでに死を覚悟して故郷でその生を終えることを決めていましたね。これに対して、マリアのみならず、カナンやハッコーも怒りや悲しみ、抵抗の気持ちを表していたことが、より直後のユンユンの「諦めたくない」という言葉や置かれた状況、抱いていた感情を際立たせていたかなぁと思います。
それから、ポイントは「薬」だとも書いた覚えがあるのですが、これについても、「オンリーワン」という説明がありましたね。これにより、ユンユンが生きるにはやっぱり「蛇」に頼るしかなさそうです。サンタナの言うように、「ファクトリー」に「何か」があればいいですけど。



前回のハッコーのカナンに対する複雑な感情もアンブルームとの闘いから分かったような気がします。
アンブルームもボナーも「消えた村」の出身者であることが提示されました(ちなみに、5話でハッコーとユンユンの間でも何か関係があるのでは?と思わせる描写も、もちろん、同じ村の出身者ってことですね)。そして、これまで、カナンは何人ものアンブルームやボナーを殺してきた。それは、ハッコーから見れば、仲間を殺されていると捉えられる訳です。
でも、ハッコーがカナンに対して憎み切れないのは、自分たちがどういう存在であるかを認識しているからです。アンブルームもボナーも「薬」を餌に「蛇」に利用され、多くの人を殺してきたから
今回の闘いでは、そういう相手を殺したくないのに殺してしまったハッコーが悲劇的で印象的です。直後の、ミノさんの慰めを受けるハッコーが何か失礼だと思いつつも可愛かったです。
とまぁ、これが、前回の真相かなと。これを踏まえて、前回を見返してみると、また面白いかも。



一方で、カナン、アルファルド、シャムの関係はまだ明確になってきませんね。アルファルドの目的と並んで、最後の見せ場になりそうです。
共感覚の力を取り戻した?カナンによると、アルファルドの色は薄茶色。シャムと同じ色をしているのがまたアルファルドというキャラクターを分からなくさせますね。本来なら憎しみを表す青色になりそうなものですが、そうならない。アルファルドにはどういう思惑があるのか。

思うに、アルファルドもまたカナンの「希望」になろうとしているのでしょうか。カナンがマリアしか見えないように、リャンがアルファルドしか見えないように、アルファルドもまたカナンしか見えてないのかも。

カナンにとっての希望はシャムでしたが、そのシャムはアルファルドによって殺されました。
アルファルドにとっての希望もまたシャムだったはずで、それは、これまでの展開から何となくですが掴めそうです。
これまで、アルファルドがシャムを殺した理由は「憎しみ」によるものだと思ってましたが、そんな簡単に割り切れるものじゃなさそうです。今回、アルファルドが手にしていたシャムからの手紙には何が書いてあるのでしょう?あの手紙が一つのキーアイテムになりそうです。
シャムにとっての希望はカナンでした(これまでにシャムが希望を抱いているという描写はありませんが、「カナン」という名を与えるからにはそういうことなのかなと)。と、同時にアルファルドもその対象だったのでしょう。あの手紙には最後の希望をアルファルドに託している(託した)のかもしれません。そして、何らかの理由みたいなものの下で、シャムはアルファルドに殺される道を選んだ。7話でシャムを「間の悪い傭兵」と表現した時のアルファルドの表情がどこか憐れんでるような気がするんですよね。

何も知らずに、希望を失ったカナンに残ったものは何でしょう?それは「憎しみ」です。そして、それは「希望」となり、カナンの最後の生きる希望を増幅し、突き動かしているのがアルファルドという訳です。
とはいえ、「蛇」の活動がアルファルドのカナンの希望になると言うには、あまりに事が大き過ぎます。ここには、シャムの最後の希望も絡んでいるのかもしれません。カナンの「本当の力」に期待している描写もここに関係しているのかも。ちなみに、シャムにとっては「憎しみ」に囚われるカナンの姿、つまり、4話時点のカナンの姿は望んではいない。今のカナンはシャムのご希望の一歩手前でしょうか?
アルファルドがマリアに注目しているのは、カナンの新しい希望になったからかな。6話の「生きること」がマリアの役目だというのもこういう理由ならば肯けるか。

それでも、アルファルドの胸中としては、ただ単純にカナンの希望になることに納得がいってないんでしょう。シャムにしろ、一番の希望はカナンで、カナンにしろ、一番の希望はマリアで。アルファルドが7話でマリアに対して「欺瞞に満ちている」などと卑下するのもこういったことの表れかも。「嫉妬してる」と言う表現は正しいだろうか。
また、今回の話で、カナンに対して本当の名前は「絶望」だと言い放ったのも、結果的に、自分の希望だったシャムが死んだのはカナンのせいだと言っているのかもしれません。

マリアがカナンの新しい希望になった理由が分からないアルファルドが注目したのは、リャンやカミングズが掲げる「愛」なのかもしれません。「愛」の正体を知りたがるアルファルドが今回は描かれました。「愛」の正体が分かれば、マリアがカナンの新しい希望になった理由が分かるかもしれないと思っているのかもしれません。リャンはアルファルドへの愛を、カミングズはリャンへの愛を選びましたが、彼らの行動の結果がアルファルドに何らかの影響を与えると思いたい。


長々と思ったことを語ってみましたが、ポイントは三つ。

アルファルドがシャムを殺害した理由
アルファルドに宛てたシャムの手紙の内容
シャムがカナンとアルファルドに抱いた希望の正体


これらが分かれば、全て見えてきそうです。
まぁ、結局、カナン、アルファルド、シャムの過去や正体が分からないと何も見えてこないという結論に達しましたw
そもそも、薄茶色は何を表すのか?も気になりますし。



後、マリアがアンブルームの死体の写真を撮ることに抵抗を感じてましたが、1話では普通に撮ってなかったっけ?あの時は事情を全く知らなかったにせよ。これまでも何度か1話とは雰囲気が違うなぁと思う場面があって、どうも、1話が活きてないなと思って、残念な所。



まぁ、何か色々あったような気がするんだけど、変態さんたちに全部持ってかれたような気がしますw
この作品のテーマは「」なのでしょうね。リャンさまやカミングズですら前座のようなアルファルドさまの「だってだって愛、なんだろ?」のオチは噴いたwうーん、しかし、カミングズは本当に「いい奴」だなw



次回、何かを失いそうな回。
まぁ、約二週間遅れの私には何がどうなってるのか何となく理解しているのが本当に残念な話なんだけど。
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