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花咲くいろは op.26~花咲くいつか~

2011年09月30日 23:55

それぞれの明日へ歩き出す第26回。
いつの日か咲かせてみせる、大輪の花を。


・光輝く明日へ

<あらすじ>
湯乃鷺での「ぼんぼり祭り」が始まる。夜の闇に煌々とぼんぼりの灯りが輝く湯乃鷺の景色に目を奪われる緒花たち。誰もがそれぞれの「夢」を抱きて、未だ見ぬ明日に期待と不安で胸をいっぱいにしていた。今はまだ夢の途中。ほろ苦く甘い香りに似た陽炎のような刹那の淡い夢の―――。



<感想>
ラストエピソード起承転結の「結」。
みんながそれぞれの夢に向かって歩き出す始まりのエピソードになりました。



スイを「悪役」と表現していいのかは難しいところですが、彼女は本当に魅力的な悪役でした。こうしたキャラクターがいるだけで、作品の質は上がりますね。
最初は緒花とスイは対立しあう関係だったのですが、それが最後には緒花にスイのようになりたいと言わしめたのですから、見事というしかありません。それほどまでに、彼女の生き様に憧れたのでしょう。

そんな緒花の姿を見て、皐月は悔しがるのですが、それは緒花の憧れが自分ではなかったからですね。ですが、皐月ですらも納得させるほどの「母親」でもありました。だからこそ、皐月はそんな母親にぼんぼって追いつこうとこれからも生きていくのでしょう。皐月にしては珍しい湿っぽい感じでスイを東京に呼び寄せようとしましたが、それも彼女の「夢」の一つなのでしょうね。スイが親子三代で喜翠荘を営むことを夢に見ていたように、皐月も心の奥底では親子で一つ家の下で暮らしたかったのだと思います。

皐月の申し出を断るスイですが、それは緒花の「ぼんぼる」に触発されたからでしょうね。おそらく、最初はそういうつもりでいたのかもしれませんが、緒花の姿にスイもまた「夢」を追いかけようとぼんぼろうと思ったのでしょう。
スイ、皐月、緒花の繋がりの描写はすばらしいの一言です。



この三人を含めて、喜翠荘のみんなの繋がりを消さないように頑張るのが縁ですね。
結局、縁は自分のふがいなさを認めて、スイの「喜翠荘をたたむ」という提案を受け入れますが、それを一時的なものにして、再び必ず喜翠荘を復活させることをみんなの前で誓いました。その姿にみんなも再び戻って来ることを約束します。民子が「喜翠荘の」板前になりたいと言いたいほどに喜翠荘はみんなの中でかけがえのない「場所」になっているんですよね。この時の縁の姿はまぎれもなく「喜翠荘の若旦那」だったでしょう。
最後に、二人が「ふくや」で働く姿が描写されますが、そこでの修行は間違いなくプラスになります。きっと、必ずや二人が喜翠荘を復活させてくれると予感させる描写でした。願わくば、スイが生きている内に、復活させて欲しいですね。



喜翠荘最後の日にスイは全ての場所を歩いては、そこに在った「喜翠荘の思い出」を昨日のように思い返します。
そして、誰もいなくなったと思っていた場所にただ一人ぞうきんがけをこなす緒花の姿を認めます。「ちゃんとお別れがしたい」という緒花の姿に密かに涙ぐむスイの姿がたまらないですよね。
正直、スイの涙は理屈じゃないと思うんですよね。もう本当に色んな想いが一気に溢れ出て自然と涙が零れてきたのではないかと思います。



そして、緒花とお別れする湯乃鷺駅のホームでスイは緒花に喜翠荘の業務日誌を託しました。あの時こそ、本当にスイは緒花を認めた瞬間だったのでしょう。緒花の成長が感じられる瞬間でもありますね。
緒花もその業務日誌を受け取り、自分が続きを書いていくことをスイに約束します。雪が降る駅のホームで一人佇むスイが、どんな想いで「待ってるよ」と言ったのかは想像するだけで胸に込み上げてくるものがあります。



この作品は、ほろ苦く甘い香りに似た陽炎のような刹那の淡い夢を観ているような感覚でした。もう終わってしまったんだなと思うと、今、とてつもない虚無感に襲われています。
でも、私たちの人生はここで終わるわけじゃないんですよね。緒花たちの人生も終わるわけじゃありません。人生はこれからも続く、ずっとずっと。その先が、暗いことばかりじゃなくて、明るい未来でいっぱいなんだよって思わせてくれるあの締め方がいいですね。明日からも頑張ろう、ぼんぼろうって気持ちにさせてくれるなぁ。
スタッフ、キャストの方々は本当に見事な仕事を果たしてくれました。誰一人として外せない隙のない見事な作品でした。
「花咲くいろは」の勢いは、とりあえずは、10月9日に行われる「湯涌ぼんぼり祭り」に繋がると思いますが、その先にもずっと繋がっていくことを願って。

みなさん、お疲れ様でした。そして、ありがとう。



・・・そういえば、緒花と孝ちゃんの恋愛には触れなかったなぁw今回の記事には上手く組み込めなかった。
この二人の描写は、緒花が大人でもない子供でもない時期にいることをリアルにさせてくれるのではないでしょうか。女子高生は仕事に恋愛に忙しいのです。菜子は孝ちゃんみたいな大人しい子は好きだろうなぁと思っていたら、案の定でしたwでも、菜子は水野さんとイチャイチャしててくださいw



・「ぼんぼりラジオ 花いろ放送局」 第26回
最終回はかな恵氏と能登さんのお二人でお届け。
そういえば、このプログラムはあんまり作品の中身については語ってくれる機会がなかったなぁ。今回は、お二人がこの作品に対する想いを目一杯に語っております。ちょっと言葉は拙いけれども、演じている側もこの作品が大好きでいてくれている、その想いはたくさん伝わってきました。「花咲くいろは」も「true tears」のように役者からもファンからも地元の方からも末永く愛される作品になってくれると嬉しいです。
先にも述べたように、「花咲くいろは」の勢いはまずは「湯涌ぼんぼり祭り」に繋がります。賑やかで楽しい祭りになるといいなぁ。
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